10月と言えばノーベル賞発表の季節!
今ニュースや新聞はノーベル賞の話でもちきりですね。
今回「ノーベル医学・生理学賞」を受賞した山中氏は
研究内容もさることながら、スピード受賞がすごいという話。
通常は発表し、業績を上げてから受賞まで5〜20年は待つと言われているそうです。
1世紀を超えるノーベル賞の歴史上では、6年でとかなり早い受賞をした山中氏。
それだけ業績そのものが世界に与えたインパクトが強かったのでしょうね。
そもそもなんで受賞までにそんなに時間がかかってしまうのか
創始者の遺言の中には「前年に功績をあげた人物」に賞を与えるようにとあったのですが、実際の選考では「前年に業績の影響力が完全に認識される事」と解釈されてしまってるため、真偽を含め評価が定められるまで、受賞は先送りされてしまうんですね。
さて、ノーベル賞の創始者は
あのダイナマイトの発明者でもあるアルフレッド・ノーベル氏
ダイナマイトと聞くと大量殺戮の道具と思ってしまいますが
元々は爆発しやすかった爆薬をいかに安全に持ち運ぶかを目的としたもので
この発明により、トンネル工事等を大規模に早く安全に行えるようになったんですね。
ですがこのような強力な爆薬が持ち運び可能になると
人々は戦争に用いるようになってしまいました。
ノーベル氏は深く悲しみ、そしてその悲しみが元で
彼はノーベル賞の元となる遺言を残した・・・というわけですね。